4.長期修繕計画
当社では国土交通省の「長期修繕計画作成のガイドライン」(2008年6月)を基準に、社団法人高層住宅管理業協会が示す「長期修繕計画作成の手引き」(2010年7月)を参考として計画期間30年間の長期修繕計画・収支シュミレーションを作成します。
(1)長期修繕計画表
マンションで必要な工事内容と想定時期、工事予算を取りまとめしたものが「長期修繕計画表」です。これは、マンションの現状性能を維持するための支出計画といえます。
長期修繕計画は共用部分を現状維持する計画が基本ですが、将来を見据えて専有部分(給排水管等)の修繕や共用部分のグレードアップ(インテリア質感向上・防災性能向上等)を盛り込むことで、マンションを快適な建物に近づけてゆきます。
(2)収支シュミレーション
計画期間内の修繕積立金会計の収支バランスを確認するものが、「収支シュミレーション」です。
収支のバランスを確保するため、収入(修繕積立金・駐車場使用料・管理費会計余剰金等)の設定を行います。
この収入設定は、管理組合の事情により様々な設定が可能ですので、何種類も試算を行い皆様の納得が得られる計画とすることが大切です。
「修繕コンサルタント」に戻るには、ここをクリック